えり子日記帳

「えり子日記帳」コーナーを新設します。

 毎朝届く「しんぶん赤旗」日刊紙をいの一番で読んでいるという秋田市在住の「えり子」さんから、掲載記事についての感想が「えり子日記帳」と題して寄せられています。

 希望ある新しい社会への道標としての「しんぶん赤旗」の魅力を発信してくれていますので、紹介します。(適宜、更新します。)


2022年3月11日(金曜日)

 

1.2.3面「原発事故きょう11年」 東日本大震災と福島第一原発事故から11年。参院予算委で福島県出身岩渕友議員が原発ゼロ決断を求める。 岩渕氏「まず除染が前提。生まれ育った場所、景色、土地や家、人生そのものを丸ごと奪い続けているのが原発だ」 岸田首相「重く受け止めないといけない」 岩渕氏「帰宅困難区域は東京23区の面積の半分以上。全住民が避難の双葉町では『戻りたい』『迷っている』が4〜5割。除染箇所は?」 須藤治福島復興推進グループ長「自宅と道路など」 岩渕氏「避難解除に当たり全域の除染を行うべき。自宅と道路だけ除染されても戻れないと住民の声。原発事故を起こし除染もまともにやらないなど許されない」 岩渕氏「国民の理解を得られない海洋放出はしないとの約束は反故にしたのか」 首相「海洋放出は避けては通れない。懸念を払拭する説明を尽くす」 岩渕氏「タンク保管を継続。その間にあらゆる英知を結集、海洋放出以外の方法を進めるべきだ」 主張「被災者を中心にした支援貫け」 発生から11年。時間がたつにつれ、震災直後とは異なる苦悩も。国は支援の手を緩めてはならない。コロナ感染拡大で被災地の主要産業の漁業、水産加工業、観光業が売上減に苦しむ。被災を乗り越えようとしている事業者がつまづくならこれまでの努力が報われない。ニーズに応じた支援策を。高齢者らは家に閉じこもりがち。災害公営住宅での「孤独死」も後を絶たず。岸田首相は心のケアやコミュニティづくりの支援予算を減額。手厚い財政措置を。原発事故は収束せず。福島県は今でも多数の人が避難を。「全域除染」に応じない政府に不信感募る。汚染水の海洋放出は、復興への障害。福島の置かれている現状はひとたび原発が事故を起こせばいかに長期にわたり広い地域にはかり知れない被害を及ぼすかを示す。「原発ゼロ」実現は急務。被災者支援と復興に全力で。その教訓を生かした政治に転換することが災害から国民の命と暮らしを守る最大の力。 1.2面「世界に働きかける外交を」 志位委員長会見 「ウクライナ侵略を止めるうえで世界の多くの国々と市民社会の力をあわせることが一番の力になる」「安倍・プーチン合意にもとづく『日ロ経済協力プラン』は中止すべき。ロシアの覇権主義と厳しくたたかう立場を確立するのが急務」


2022年3月10日(木曜日)

 

1.2.3.5.7.8.11.15面「ウクライナ」 ウクライナから周辺5カ国に200万人が避難。うちポーランドには120万人。 グランディ国連難民高等弁務官 「ほとんどが女性や子ども。高齢者や障害者も。さらに多くの人に同じことが現実に」「国際社会が避難民への受け入れ国への支援をさらに拡大する必要がある」 国連人権高等弁務官事務所「侵攻開始から死亡の民間人は474人、負傷者は861人。実際は公表より多い。平和的に行われた反戦抗議活動に参加した1万2700人が国際法で禁止された身体的拘束を受けている」 3面「人類史に逆行」 東大名誉教授(国際関係史)木畑洋一さん「ロシアは世界現代史の中で、人類が育んだ重要な知恵を踏みにじっている。一つは戦争は違法、許容しないという知恵だ」「1928年パリ不戦条約で、戦争違法化が国際的合意。戦争指導者たちを『平和に対する罪』で犯罪者として罰する国際裁判も」「もう一つの知恵はある国が他の国を征服、自国の支配下におくのは許さないという知恵」「ロシアのウクライナ侵略は時代錯誤の愚行。対して いま世界の各地であげられているロシア批判の声が、発達した情報伝達手段を通して瞬時にひろがり、増幅し続けている様子はかつての世界では見られなかった状況」「日本は何をなすべきか。戦争放棄条項を持つ憲法をつくりその憲法を守ってきた。日本がつい最近まで武器輸出禁止の方針を安倍内閣が崩し、さらに今回の戦争を機に武器輸出拡大の向きも。そのような動きを抑え、原発攻撃という蛮行に非難の声を高めロシアへの外交的包囲を進めなければならない」 14面「コロナ禍、民医連は」 増田剛会長に聞く(小酒井自由) 増田会長「このままでは医療機関はつぶれるという危機感。自公政権の社会保障削減、病床、人員削減で全く余裕のない病院経営に受診控えで、減収」「入院対応が基本のコロナ感染者を突如自宅療養に転換。『放置』され、亡くなる事態も。命の選別も現実化」「第6波はそれまでにない勢いで感染者急増、亡くなる人も増えた。発熱外来は7~8割が陽性者。受け入れ先見つからず、検査キットも不足。深刻」「質の高い医療提供のため社会保障制度充実のための運動は重要。自公政権は削減推進など逆行の動き」「7月には参院選がある。昨年の総選挙で市民連合と立憲野党が掲げた共通政策は民医連の要求とも重なる。市民と野党の共闘をさらに強化して、政治を変えるために民医連も奮闘する」


2022年3月9日(水曜日)

 

1.5.6.7.14面「即時中止を」 国連安保理は、7日ウクライナの人道状況について協議。病院、学校も攻撃対象にされ民間人犠牲者が増えているとして、ロシアに軍事侵攻即時中止を求めた。グリフィス国連事務次長 「170万人以上が国外へ。民間人、民間施設に攻撃やめて」 ユニセフラッセル事務局長「27人以上の子供が死亡。避難民の半数は子供。子供を守る 道義的義務がある。即時停止を」 ウクライナキスリツァ国連大使「ウクライナは人道的大惨事の瀬戸際にある。ロシア軍は211以上の学校に危害。『人道回廊』に指定された道路や避難民も攻撃対象にしている」 【サンフランシスコ=島田峰隆】 1.5.15面「国際女性デー」 8日、国際女性デーで全国各地でロシアのウクライナ軍事侵攻に抗議行動、平和・ジェンダー平等の実現目指すアピール行動、集会が。 柴田真佐子実行委員長(日本婦人団体連合会会長)「安倍元首相らが、『核共有』に言及。世界で唯一の戦争被爆国のとるべきは武器によらない平和解決。核兵器廃絶を世界に求めること」岡野八代教授(同志社大)「コロナで日本の『ケアレス』政治が明らかに。子育て介護ケア労働を女性に押し付け、価値を評価せず。今こそ女性たちが声を上げ、変革を起こす必要が」 渋谷でウィメンズマーチ「平和がなければ平等こない」 「社会を変えよう」 「STOPWAR」 「平和」などの、プラカード。 実行委員 濱田すみれさん(37)「ジェンダー平等を求める市民の意識は高まるが、政治がまったく変わっていない。本気でジェンダー平等を実現するために声を上げ続ける」 13面に秋田 「野党統一候補を早く」あきた立憲ネットは5日秋田市で総会。参院選に向け野党統一候補の早期擁立を働きかけることを確認。 略称を「市民連合あきた」に変更。 寺田静参院議員「参院選で一人でも多くの人が応援できる体制づくりに努力」米田吉正共産党県委員長「これまで同様野党共闘の原点に立ち、総選挙の教訓・成果を踏まえ、誠実に力をつくす」 小野寺義像弁護士(市民連合@みやぎ)「『桜を見る会』から見える政権私物化と、野党共闘の進め方」の講演で語る。「総選挙の歴史的意義を守り、育て、発展させる年にするためにともに頑張ろう」


2022年3月7日(月曜日)

 

1.2面「日本を良くする最大の力」 共産党躍進を北海道オンライン演説会で志位委員長訴え 「『国際世論』による包囲こそ侵略を止める最大の力。ロシアの侵略をやめさせよう」「参院選では日本共産党が躍進できるかが最大の焦点」 「1.岸田政権に厳しい審判を下し、政権交代の足掛かりをつくる、2.自公と補完勢力による、平和を壊す翼賛体制づくりを許さない、3.野党共闘の大局的発展にとって推進力になる」「日本共産党はどんな問題も国民多数の合意で社会の改革を進める。国民が主人公が党の大方針。日本共産党の本当の姿を広げて参院選で躍進させてください」 1.2面「日曜討論」 井上哲士参院幹事長が出演 井上氏「ロシアによる侵略という力の論理に対して、世界が国連憲章に基づいた国際秩序の回復もとめるときに『力には力』『核共有』など安倍氏が発言。プーチン氏と同じ立場に立つ。日本がやるべきは、核兵器禁止条約に参加し核兵器廃絶をめざすことだ」と、強調。「消費を冷え込まさず消費税減税が決め手。ぜひ決断を」と求めた。 1.3面「独市民手を差し伸べる」 【ベルリン=桑野白馬】ドイツ各地で大勢の市民が手を差し伸べている。駅構内で食事・医療サービス提供、衣服、おもちゃ、子どもたちの面倒を見る場所も。鉄道は2月以降、避難民の運賃無料に。自宅に迎え入れるためにドイツ人家族が集まり、「女性一人子供二人まで」など手書きメッセージを掲げる。条件のあった人が支援を申し出、一緒に家に向かった。「大学が破壊された。ハリコフはめちゃくちゃだ。暖かく、行き着いた支援に感謝。いつか恩返ししたい」(21歳マロアンさん)


2022年3月6日(日曜日)

 

1.2.3.4.5.11.12面「ロシアに抗議津々浦々で」 新宿駅南口前で、市民有志呼びかけの大規模集会に、著名アーチスト、学者、ライターなど登壇。「戦争を終わらせるためみんなで考え行動しよう」とアピール。坂本龍一さんはメッセージ。長崎出身中村涼香さんは「私は21歳。これほど核兵器の脅威を感じたことはない。日本に米国の核兵器を配備しようと主張する政党・政治家は許されない。戦争と核兵器のない未来のために行動していく」と語る。 『潮流』「ロシアの蛮行は原発が重要な攻撃目標になることを証明。ロシアによる核の脅しを口実に核武装を叫ぶ勢力は、原発再稼働も主張。わざわざ攻撃目標を増やし、安全を脅かす危険がわからないのか。 2面「防弾チョッキなどウクライナに供与」 9条に反する軍事支援 政府は4日、ウクライナに自衛隊の防弾チョッキやヘルメットなどの防衛装備品を無償供与する方針を決めた。武力攻撃を受けている他国への装備品供給は異例。戦時下の当事国への軍事支援となる。憲法9条のもとでの日本の支援は、非軍事支援に徹し、防衛装備品の供与はやめるべき。ウクライナ侵略をやめさせる国際世論を高める先頭に立つべき。 12面「映画『百年と希望』公開へ」 日本共産党の「今」を追うドキュメンタリー映画が6月18日から渋谷ユーロスペースほか、全国順次公開決定。監督は「わたしの自由について〜SEALDs2015〜」で知られるドキュメンタリー作家の西原孝至氏。配給協力太秦(うずまさ)発表による。コロナ禍が続く2021年、創立99周年の日本共産党の姿にカメラを向け、東京都議選、衆院選にのぞむ議員の活動、古参党員、赤旗編集局、若い世代の支援者や党のまわりの人々を追ったもの。「経済格差、ジェンダー平等、気候危機…この国の数多くの課題に政治は何ができるのか。日本共産党の姿を通していまの日本社会が浮き彫りになっていく。左派的な世代の若い世代が生まれ始め、新しい社会の可能性と希望を世に問いかける」(報道発表より)


2022年3月5日(土曜日)

 

1.3.4.6.7.14面「ロシア原発攻撃」 ロシア軍の攻撃により原子力発電所で火災発生。大規模事故につながりかねない。この状況をどう見るか識者に聞く。佐藤暁氏(原子力コンサルタント)「危険は非常に高まる。6基中3基は止まってたが停止していても時間が経っていないので安全でない。原発は停止しても冷やし続ける作業必要。直接原発が攻撃されたらより被害が大きい」 渡辺敦雄氏(元原子炉設計技術者) 「原発が損傷し、放射能物質が漏れたら風向きによって、ウクライナだけでなく、ヨーロッパ全土、日本にまで被害の危険。その量は広島に投下された原爆の50〜60個分。原発は、デリケート。冷却し続けなければ、温度上昇、福島第一原発事故のメルトダウンに。電源喪失で、重大な事故に。被爆国日本が『核共有』『原発再稼働』など議論することは許されない。核廃絶を強く訴えたい」 3面「基礎疾患増悪、コロナの影響」 死者の増加が最多を更新し続ける。渋谷健司さんに聞いた。(中祖寅一) 渋谷健司さん(福島県相馬市新型コロナウイルスワクチン接種メディカルセンター長)「オミクロン株の感染力があまりに強く感染者数が多いため第6波で死者数が多い」「今一番多いのは、基礎疾患がありワクチン開発3回目が未接種で、コロナにかかるケース。コロナは全身性の炎症性疾患だからコロナでの基礎疾患の増悪は医学的にも十分考えられる」「炎症とは身体の防御的な免疫反応。それが激しくなり、自分の体を攻撃する状態のこと。炎症は心臓、肝臓、腎臓、消化器、血管内皮、脳などに影響」「コロナは増悪のスピードが速くこれだけ多くの人が基礎疾患増悪でなくなるのは他のウイルスではあまりない」「高齢者に死亡リスク高いのは必然性。しかし、ワクチンでリスクは大きく下げられる。早く3回目をやっておくべきだった。定期、頻回検査も高齢者施設には必要でクラスター続発を防ぐことが求められていた」 13面に秋田 藤本友里参院秋田選挙区候補が五城目町長渡邉彦兵衛氏と懇談。米田吉正県委員長と、石川交三町議も同席。 渡邉町長「困ってる人を助けたい。来年度予算、出産支援(10万)、中小企業支援(法人20万個人10万)、給食費全額支援、町出身の大学生に支援を決めた(一人10万)」「空き家問題が深刻。国としても何らかの支援、法整備などしてほしい」 藤本候補「空き家対策はどこも深刻。自治体だけでは対策に限界。国に働きかけたい」と応じた。 ※五城目町の対策は他の自治体でも進めてほしいです。こんな記事をどんどん載せたら刺激になります。藤本さん、米田さん、お疲れ様でした。


2022年3月3日(木曜日)

 

1.2.3.4.6.7.8.11.14.15面「ロシア非難」 国連総会緊急特別会合が2日開かれ141カ国が非難決議に賛成、反対5カ国で採択。国連加盟国193カ国の7割超。【ワシントン=島田峰隆】3日間にわたる会合の討論でほとんどの国がロシアの行為を批判。「国連創設者と国連を支持する全てに対する侮辱」「帝国主義と植民地主義の復活」「国連が価値と原則を守れるか試されている」「力は正義の国際秩序の小国を危険にさらす」「国際社会は核兵器の完全廃絶を目指して活動しなければ」(ワシントン=遠藤誠ニ) 1.2面「維新は『核共有提言』撤回せよ」 志位委員長会見「プーチン大統領が核による威嚇を行うもとで世界が痛いほど感じているのは、核兵器は人間に持たせてはならない『絶対悪』その時に『日本も核共有をやる』の議論はプーチン政権と同じ立場に身を置くことになる」「『非核三原則は昭和の価値観』と維新の松井代表が発言。核禁止条約は、広島、長崎の非人道的な惨禍を経て日本が国是と定めた非核三原則の精神を世界的規模で条約にしたもの」「今日本がやるべきは核禁止条約に参加、核兵器のない世界を実現する先頭に立つこと」 2面「志位氏に的外れな批判」 安倍氏、指摘の意味理解できず 3日、派閥の会合で志位氏が「プーチン氏のようなリーダーが選ばれても他国に侵略できないようにするための条項が憲法9条」とツイートしたことに、安倍氏は「空想にとどまって思考停止」と攻撃した。「志位さんは憲法9条があればこんなことにならないと言っている」と的はずれな意見。志位氏は「9条に基づく平和外交」を一貫して主張。9条さえあれば何もしなくても平和が訪れるなどと主張したことはない。ロシアに対しても中国に対しても覇権主義的行動を毅然と批判、堂々と論争してきたのが日本共産党であり志位氏。反対にプーチン大統領の領土拡張主義を批判せず徹底したすり寄り屈辱外交で領土交渉を混迷させてきたのが安倍氏である。(中祖寅一)


2022年3月2日(水曜日)

 

1.2.3.15面「参院予算委」 ウクライナ問題集中審議、共産党追及 山添拓議員「『憲法9条で国は守れるか』の言説がメディア、政治家からあるが、軍事による対抗は戦前回帰。岸田首相の、敵基地攻撃能力保有検討表明は危険な逆行」 岸田首相「あらゆる選択肢を排除せず、憲法、国際法の範囲内で議論する」 山添議員「専守防衛は、維持するのか」 岸信夫防衛相「防御するのに他に手段がないと認められる場合に限り基地をたたくことは法的に自衛」 山添議員 「敵基地攻撃能力は、攻撃を受ける前に打撃する。専守防衛を超える」 岸信夫防衛相「相手が着手したときを、武力攻撃発生と見る。なにをもって『着手』と見るか具体的に言えない」 山添議員「他国に入って爆撃すれば全面戦争に。だから歴代政権ですら憲法に反するとしてきた」 山添議員「こんなシナリオに入ったら勝者は誰もいない。東アジアサミットは重要な会議と首相は述べた。ロシアのウクライナ侵略を利用し、力で応える道に進んではならない」 2面質問に反響 「最初から最後まで鋭い質問スカッとした。首相も防衛相も、たじたじ」(東京、女性)「平和の問題をしっかりやっていた。戦争体験世代だから応援します。公明党が自民党と一緒になり、応援できない」(創価学会員男性) 「感動して涙がでた。若いのによく勉強している。これからの共産党のホープ」(兵庫県、男性) 1.4面「核共有議論」 許されない 志位委員長厳しく批判「ロシアの軍事行動ただちに中止を求める。国連憲章違反の侵略。核の威嚇は暴挙。世界を恫喝は許してはならない。被爆国日本から声をあげよう」「いちばん大事なのは国際世論。戦争反対の声。ロシアでも日本でも広がる。この声を一つに集めプーチン政権を包囲する」「許せないのは、この機に乗じて『9条変えよう』『核兵器持とう』の議論。『核共有』が必要などと安倍元首相が」「核兵器廃絶が、核の脅威をなくす唯一の方法。どうかみなさん、とんでもない議論はきっぱり退け核兵器禁止条約に日本は参加せよ、の声こそ広げよう」 (2日、日比谷野外音楽堂での中央決起集会にて)


2022年3月2日(水曜日)

 

1.2.3.4.5.7.11.14.15面「ロシアの核威嚇」 ビキニデー集会オンライン 濱住治郎事務局長(日本原水協)「日本政府が核兵器禁止条約に署名・批准しないことに憤り。日本政府をかえないといけない」千坂純共同代表(世界大会実行委)「核兵器の威嚇を背景にしたロシアのウクライナ侵略は国連憲章違反の侵略戦争だ」 2面「安倍氏らの『核共有』発言」(竹下岳)「核共有」とは米軍基地に核兵器を置き、共同で核を管理・運用する枠組み。安倍氏が言うようにNATO方式を採用すると「平時」は米軍が核を管理、「有事」は自衛隊が核を発射することになる。自衛隊は「平時」から核攻撃訓練に参加、米軍の核態勢に組み込まれる。「非核三原則」に真っ向から反すること。中国新聞、1日付は「ウクライナが砲火され、多くの犠牲者が出たさなかになぜこのような発言をするのか。危機に便乗の問題発言だ」と厳しく批判。「核兵器のない世界」実現に日本政府は主導的役割を果たすべき。 3面とくほう・特報 コロナ死者最悪、背景は高齢者施設クラスター急増(岡素晴、内藤真己子) 奈良民医連山崎直幸事務局長「医療崩壊、命の選択が行なわれ、救える命が失われている」「介護施設への社会的検査は名ばかり、3回目接種を怠った政治の責任重い」 コロナ病床ひっ迫で国や自治体が感染制御を施設任せにしたまま患者を施設内に留め置き感染拡大。「介護職員の専門性は生活を支えること。医療職と違い感染制御には不慣れ。感染拡大は臨時医療施設などに移さないと防げない」「オミクロンは軽症が多くても、高齢者に広がれば重症化、死者が増えることは指摘されていた。第5波が落ちついた3カ月、ワクチン接種を進めてこない政府の怠慢、責任は重大」(千葉県濱砂一光医師) 13面に秋田 陸上イージス批判2団体表彰 秋田県多喜二祭賞授賞式「秋田市新屋勝平地区振興会」「イージスアショアを考える勝平の会」に贈られた。受賞者から「軍事基地が戦争の火種・攻撃目標になることは明らか。人ごとでない」などの発言相次ぐ。 工藤一紘実行委員長「住民・市民・県民が感じた配備問題への疑念や不安、危惧が現実となり、大きな憤り。無法な蛮行、侵略は絶対許さない。戦争やめよの声を多喜二生誕の地から訴えたい」と語る。


2022年2月28日(月曜日)

 

 

 

 

 

1.2.3.4.6.10.12.13面「ロシアは即時撤退を」   緊急アピール行動、27日新宿駅前で。小池書紀局長はじめ野党代表が、「ロシアはウクライナ侵略をやめろ」とアピール。主催は「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」 小池氏「この危機に乗じて安倍元首相などが『国連は無力』『改憲すべき』『核兵器を』と言い募る危険な動き。この議論の行き着く先は『力の論理』犠牲は市民」「日本は断固として憲法前文の『平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼してわれらの安全と生存を保持』の立場に立つべき。戦争を止める力は世界中の国々と市民が『戦争をやめろ』と声を上げること」 藤本康成さん(総がかり行動共同代表)「ロシアの蛮行許さず、あらゆる場面で戦争反対の声を上げる」 大山勇一弁護士「法律家も市民と一緒に大きな声を上げていく」   高田健さん(市民連合)「ロシア国内世界各地での抗議の声に日本でも心からの連携表明し声をあげよう」    2面「プーチンと安倍氏」   ウクライナ侵略を利用「国連・9条への攻撃はどこへ行き着くのか」(中祖寅一)  一部メディアや日米同盟強化論者から「9条で国は守れるのか」「国連は無力」などの、攻撃が強まっている。これに対し志位委員長は、「行き着く先は『力の論理』をひたすら信奉すること。プーチンが最もひどい形で実践。プーチン氏のようなリーダーが選ばれても、他国への侵略ができないようにするための条項が、憲法9条だ」「憲法9条を学ぼうとも理解しようともせず、ウクライナへの侵略を止めるために声をあげることもなく、ウクライナ問題を利用して憲法9条をおとしめる。一部の人々の言動は恥ずかしいこと」 安倍元首相はフジテレビで「プーチン首相は領土的野心でなく、基本的な不信感(米国やNATOに)でロシアの防衛、安全確保で、行動を起こしている。日本は攻撃を受けたらすべてアメリカに頼っている。大丈夫か」と攻撃力の保有を改めて強調。  4面秋田  藤本友里参院秋田選挙区候補と秋田県委員会は26日、能代・山本地域と秋田市で、ロシアのウクライナ侵略を厳しく糾弾。  藤本候補(八峰町で)「国連憲章・国際法を踏みにじりウクライナに侵攻。核兵器使用にも言及し他国を脅かす。プーチン大統領の蛮行・暴挙は絶対許されない。唯一の戦争被爆国として先頭に立ち、『核の使用・威嚇脅しはやめよ』と訴えるべき。声をあげ続けよう」と力強く訴えた。秋田市では米田吉正県委員長、加賀屋千鶴子県議が訴えた。

※連日の行動お疲れさまです。


2022年2月27日(日曜日)

 

 

 

 

1.2.3.4.12.13面「ロシア」  【ワシントン=島田峰隆】  世界の51カ国が批判、共同声明『権限乱用』ロシアの科学者公開書簡2千人署名  『今回の戦争は不公正、無意味』『欧州で新たな戦争を引き起こした責任はひとえにロシアにある』『戦争の結果 科学者として普通に仕事ができなくなる』『ロシアが世界から孤立したらわが国は文化的、技術的にいっそう衰退する』と懸念。  各界から談話  阿部浩己さん(明治学院大学教授)「武力行使を禁止した国連憲章に違反。許されない蛮行。日本はアメリカの下に入り、アメリカ側に立つことがはっきりしてるため紛争処理の役割果たせず」 ヤスィノク・オリガさん(ウクライナ出身) 「日本の皆さんも一緒に『戦争をやめて』とSNSで発信、声を上げて」  平野啓一郎さん(小説家)「だらしない現状追認が続けばだめになる。必ず原則を声に出し文字にして言葉で確認し合うことが重要」安井正和さん(原水協事務局長)「核兵器による威嚇をおこなったのは重大。人類と世界に対する挑戦」和田春樹さん(東大名誉教授)「ロシア各地でも反戦デモが。国際社会、市民社会は反戦の声をあげてロシア市民の力を応援することが重要」   1.2.13面「全国遊説スタート」   参院選に向けて志位委員長訴え(新宿)司会吉良よし子参院議員、山添拓参院議員も参加   志位委員長「この危機に乗じて憲法9条を攻撃、国連は無力との議論をする人たちがいる。それは『力の論理』で対抗すること。平和的解決追求が国連憲章であり、憲法9条だ」「夏の参院選に向けて、日本共産党は岸田政権に真正面から対決し、内政、外交でも抜本的対案示し、躍進を期して頑張る」  13面に街頭に集まった人々の共感  「9条を持つ日本だからこそやるべきことがあると感じた」(女性、52) 「ウクライナ情勢に日本がどう対応するか疑問だった。志位さんが戦争反対の立場で国際社会団結で対応、との話で納得できた」(大学一年生、20) 「志位さんをライブで見るのは初めて。はてなリーフからは平和と福祉を大事にしてるのが伝わる」(製造業男性、36)


2022年2月25日(金曜日)

 

 

 

1.2.3.7.15面「ロシア軍侵攻開始」  志位委員長緊急声明「ロシアは一方的に『独立』承認したウクライナ東部地域に軍を侵入させ、攻撃を始めた。国連憲章、国際法を踏みにじる侵略行為、断固糾弾する」「プーチン大統領は『集団的自衛』だとするが暴論」 「プーチン大統領はこの侵略行為にあたり、ロシアが核兵器大国なのを誇示し、欧米の批判や制裁の動きに対抗する姿勢を見せている。許されない」 3面「国連総会でロシア批判相次ぐ」  ワシントン=島田峰隆    ウクライナクレバ外相「国連、国際法の核心的な原則を侮辱。政治的、外交的手段による平和的解決に代わるものはない」 米国トーマスグリーンフィールド国連大使 「ロシアは侵略者。総ての国連加盟国と国連そのものへの脅威」  オーストリア「国際法を順守することがすべての人々に最良な安全保障政策」   パラオ「国連の創設は世界の新しい安全保障秩序を求める希望の表現だった」  シンガポール「国の大小にかかわらず、すべての国が国際法を守らねばならない」  ブルガリア「違法で、危険な試み。外交の道に戻るべき」  中国→批判せず。  13面に秋田   秋田県商連、知事に緊急要望「コロナから業者を守れ」 小玉正憲会長は21日佐竹知事に「新たな感染拡大に伴う被害から中小業者の営業と地域経済を守る緊急要望書」を提出。秋田県は緊急事態宣言の適用外だが、実際は他県と同じ影響。県として適切な『補償』を強く求める。 小玉会長「2月になってからの影響特に大きい。飲食店、食品小売、化粧品販売も大変な状況。県として補償を」 佐藤徹産業労働部長「営業が厳しいのは認識している。検討したい」と答える。日本共産党の加賀屋千鶴子県議が同行し、佐藤部長と懇談。


2022年2月24日(木曜日)

 

 

1.2.7面「国際社会、暴挙を非難」  国連事務総長グテレス氏「一国の軍が別の領土に同意なしに入るときは、中立的な平和維持軍にはならない」「世界は近年で最大の国際平和と安全保障に対する危機に直面している」「即時停戦、法の支配を再確立。対話と交渉の道に戻るとき」と呼びかけた。 バイデン米大統領「ウクライナ侵攻の始まりだ」と厳しく非難。  ブリンケン米国務長官「24日予定のロシアのラブロフ外相との会談は侵攻が始まったため行わない」と述べた。(ワシントン=島田峰隆)   1.12面創立100周年「若手記者がたどる」  〜そのとき日本共産党は〜  小林多喜二が亡くなったのが2月20日。作家として、日本共産党員として、不屈に自らの信条を貫いた多喜二にとって日本共産党とは何だったのか。(横田和治)  1903年生まれの多喜二は1930年かつて豊多摩刑務所と呼ばれ、多くの思想犯、政治犯を収容した場所に収監され5カ月過ごす。「刑務所ではコンクリート張りの独房、寒い中、毎日読書、多くの人と手紙をやりとり、『独房』の作品に残す」(多喜二・百合子研究会大田努さん、81歳)   31年10月日本共産党入党。32年春に弾圧強まり、非合法下での活動展開。『党生活者』を完成するも、全体の20%抹消。没後に仮題『転換時代』として発表される。  33年2月、スパイにおびき出され、赤坂で再び逮捕。築地署へ連行、特高により3時間の拷問。虐殺。  大田さん「多喜二にとって共産党は先駆性、不屈さを体現。何度も弾圧を受けながら真正面から立ち向かう。時代の最も先進的な思想を身に付け、広い視野から人間変革の課題に挑戦。彼の文学は苦難の時代に家族を抱え、悩み、成長する自分自身を登場人物に重ね、リアリティーを追求。その結果殺されてしまったが今でも多喜二本は広く愛読され、人々の共感を呼ぶ」▶取材して    多喜二から何を学ぶか。取材前、命をかけて活動した共産党員のイメージ像に、自分がそこまでできるかの、敷居の高さを感じた。しかし、大田さんの話のように、多喜二自身も悩みながら成長し、行動し、自分の限界に挑戦したことを知り、遠く高い多喜二の存在と戦前 戦い抜いた共産党像が今までより身近に感じられた。自分と向き合い、考え、行動する大切さを多喜二が私に語り掛けてくれたかのようだった。


2022年2月23日(水曜日)

 

1.3.7面『主張』もウクライナ 1面「プーチン氏派兵指示」 大統領令に署名。ロシア軍の派遣も指示。ロシア軍は親ロ派の支配地域に軍事基地を建設できるとしている。(ベルリン=桑野白馬) 志位委員長声明 「国際法の基本原則に反した侵略行為。わが党はこの暴挙を断固糾弾。派兵司令のすみやかな撤回を強く求める」「日本共産党は、旧ソ連はじめあらゆる覇権主義とたたかってきた党として、世界の平和秩序を乱すロシアの覇権主義にきびしく反対する」「岸田政権にはプーチン大統領に決定撤回を求め、平和の国際秩序の侵害を許さない確固とした外交をすすめるよう求める」 主張「許せぬロシアの度重なる暴挙」 ウクライナ政府は東部の独立など認めていない。ウクライナ東部は2014年から政府軍と親ロシア武力勢力との間で武力紛争続く。1991年に独立国となったウクライナの針路を決めるのはウクライナ国民だ。ロシアが軍事的圧力をかける中でウクライナではかえってNATO加盟を望む世論が高まる。国連憲章と国際法に基づいて外交的な打開努力を尽くすことが重要。ロシアは軍事的圧力をやめるべき。13面に秋田 19日、秋田駅前で秋田憲法センター(虻川高範代表)は9条改憲NO!を訴え、20余人参加、署名呼びかけ。 虻川代表「今度の参院選は国民が求めていない改憲を進める改憲派、憲法無視、壊す政治を認めるのかの岐路に立っている。改憲阻止、憲法破壊を許さないため頑張ろう」 署名の女性「母は憲法と同じくらいの年齢。戦争で苦労した祖父母のことを聞いた。改憲は許すわけにいかない」と力を込めてサイン。 ※連日の寒さの中の行動、お疲れさまでした。


2022年2月22日(火曜日)

 

1面「海外での空爆は憲法違反」 宮本徹議員、衆院予算委で21日追及 宮本議員「岸防衛相が『他国の領空で、空爆することも自衛の範囲として排除せず』と答弁したが撤回を求める。空爆は罪のない市民に犠牲が。大規模、小規模にかかわず憲法枠内で認められない。憲法9条を生かした平和外交を」「予算案反対理由は、1,命と暮らしを守る上で全く不十分。2,国民生活、事業者支援が不十分。3,感染拡大要因の米側に抗議せず思いやり予算増額は主権国家として恥ずべきことだ」「共産党組み替え案は、『感染拡大防止、命と暮らしを守る』『社会保障拡充、子育て教育負担軽減』『国民の暮らしを守る経済政策』『戦争する国づくり予算削除』『不要不急予算削減』を柱としている」 2.3面「ここまで来ている、安保法制の危険」 安保法制は「平時」から「有事」まであらゆる段階で米軍の海外での戦争への参戦を可能にする。岸田首相も「台湾有事が起これば対応」と述べる。 「台湾有事」になれば、後方支援では済まされない。デビッドソン司令官は「日本は水陸両用能力。戦闘能力戦闘機を有し、同盟国ナンバーワン」と。戦死者発生リスク避けられず。台湾有事は米軍は日本から直接出撃。国土が攻撃対象に。とりわけ鹿児島沖から沖縄県は最大の攻撃目標に。沖縄は再び捨て石にされ、住民犠牲のリスク。米中の衝突は全員が敗者の破滅の道。日本共産党は東アジアサミットを活用、米国、中国も巻き込んで地域の平和構築の、外交ビジョンを示す。13面「秋田」 秋田県日本共産党女性後援会と、党秋田地区委員会は秋田駅前で19日街宣行う。加賀屋千鶴子県議、佐藤広久市議を先頭に。 加賀屋県議「国民が求めていない改憲・大軍拡ではなく、コロナ対策・社会保障の充実に責任を。今こそ憲法を命とくらし、日本と世界の平和に生かそう」と訴えた。 佐藤市議「国会と地方を結び、国民の苦難解決に力を尽くす共産党を理解し『赤旗』と『はてな』リーフをぜひお読みください。参院選で政治を変える共産党を大きくしてください」と訴え、自ら署名の若者に『はてな』リーフ手渡し対話した。 ※参加のみなさま寒い中お疲れ様でした。手応えが嬉しいです。


2022年2月21日(月曜日)

 

1面「自民京都府連買収疑惑」国政選挙直前府議6人に50万円づつ配布 衆院3期元議員安藤裕氏が証言(ネット動画配信で) 安藤氏は合法だとしつつ、「府連に振込→府連から地方議員に渡る金の流れあった」と認めた。 上脇博之教授「内部文書と収支報告書は国政選挙直前に多額の資金が府連に支出。政党助成金が流れた可能性。徹底的に真相解明の必要あり」と話す。(丹田智之) 1面「街頭トーク好評」偏見なくそう 田村副委員長「meetup出会いましょうよを合言葉に参院選に向けて街頭で対話を進めています。パブリックを取り戻そう」と『はてなリーフ』を手に「総選挙で政権交代を恐れた支配層が反共攻撃。このリーフで共産党が目指すことを知ってほしい」と内容説明。 訴えを聞いた49歳男性 「共産党は、アピールが今一つでいいところが分かってもらえないと感じていたが今日のトーク形式や最近の取り組みはいい。もっとやって党への偏見をなくしていけばいいのではないか」と話す。 3面「大阪コロナ対策の異常」救える命救えない たつみコータローさんに聞く(参院大阪選挙区候補)「大阪府は人口あたりの重症者数、死者数全国ワースト1。松井市長はインフルと比べ命に関わるとは思わないと述べるが、重症化に至らなくても死者ペースは第5波を大きく上回る」「見通しの甘さは吉村知事も同じ。コロナ病床にも使われる急性期病床を229床削減。現場の医師からも怒りの声」「これ以上誰一人亡くならせてはならない。早期発見、隔離。検査、保健所、医療体制強化。府内すべての保健所に保健師始め、専門職員、事務職員大幅増員。カジノ誘致をやってる場合でない。共産党は府民の命第一の政治実現に力を尽くす決意」

 

志位委員長語る 「『はてなリーフ』つくるきっかけは総選挙での『現実離れ』との共産党攻撃に対して、現実に立って、改革を示すことを知っていだきたいと、1千万部印刷して活用している」「ワクチン3回目はまだ人口の12%、高齢者も3割。病床確保と、首相は言うが、他方で病床削減。今やるべきはワクチン、検査、医療、暮らしの支援 「安保、自衛隊、天皇制度、社会主義・共産主義で、攻撃された。この4点に対してそもそも論から知ってもらいたかった。すべての改革を国民の総意、合意で決める」「野党共闘で、自民党を追い詰めたから、相手は攻撃をやまとま。乗り越えられなかったのが次の課題」「党創立100年を、参院選勝利で祝いたい。時代の大きな変化、世界や日本の変化に応じて原則を守りながら常に自分を変えていく努力が必要。これまでもやってきたし、今後もやっていきたい」 芹川洋一氏が感想「各党もこういう形でわかりやすく政策を示していただきたい。共産党のリーフレットは、それぞれの政党の立場があるが、なかなかうまくまとめてある。わかりやすい」と、『はてなリーフ』を手に取り感想を語った。 2面「検査不足で実態とずれ」 コロナ感染者数は「減少傾向」との政府発表とずれがある。検査陽性率4割とは2人にひとりが感染の異常な高さ。検査キット不足、医療ひっ迫で検査数が不足改善されず。報告の遅れは保健所等のひっ迫で、検査結果の集約や報告に時間がかかるため、データに反映されない実態を示す。WHOの疫学者ケルコフ氏は、「より懸念されるのは死者数がなお増加していることだ」と強調。日本でも死者数増加。1月の6.6倍の2641例、過去最高。「改善している」メッセージは緩みや対策の遅れをもたらさないか懸念がある。岸田政権の責任が厳しく問われている。(中祖寅一)


2021年5月23日(日曜日)

 

1.2.3.12面「五輪」 小池書記局長「日本は独立、主権国家であり、IOCの下部組織ではない。国民と都民の命に責任を持っているのは日本政府と東京都。『命ファースト』で五輪は中止し、コロナ対策に集中すべき」 政府が「安心、安全」を呪文のように繰り返し IOCが「緊急事態宣言下でも開く」と暴走する東京五輪。パラリンピック出場予定選手で、ドイツ日本研究所の、バーバラ、ホルツ副所長は「世界が苦しんでいるパンデミックの最中に五輪を開催しないでほしい」と訴える。世界の選手間に格差がうまれ、すでにフェアな大会ではない。 2.3.面に続き 「根拠なき楽観」 ワクチン接種すすまず、格差によりフェアな大会にならず、医療体制に大きな負担をあげ、志位氏は中止決断を迫る。首相は、『感染防止対策に万全を尽くし、安心、安全の大会』と呪文のように繰り返す。 9万という人々が世界から集まればどうなるか。『五輪を変異株の祭典にして感染拡大を加速』(仏紙ルモンド)『東京五輪はウイルスの培養皿になる』(米紙ニューヨークタイムズ) 全国各地医師ユニオンは、「医療者へ求められているのは医療態勢の確保とワクチン接種への協力で、スポーツ大会への協力でない」(植山直人代表)と、中止を求めている。(五輪問題取材班)13面秋田市が抗原検査  小中高校、保育職員5800人対象  秋田市教育委員会と子ども育成課は、21日、市立の小中高校などと教育、保育施設職員に、抗原検査キットによる自主検査を実施することを、明らかにした。陽性が疑われたらかかりつけ医療機関に連絡し医師の判断を仰ぎ、市に検査状況を報告する。市内で警戒レベルが4に達したため。※ぜひ素早く実施して感染拡大を防止してください。

 


2021年2月20日(土曜日)

 

1.13面原発事故  『対策すれば防げた』千葉訴訟、避難住民が逆転勝訴「対策が講じられていれば、全電源喪失の事態には至らなかった」  いわき市民訴訟の伊東達也原告団長「全国の原告団に希望を与えた。判決数は一進一退だが東京高裁で認めさせた意義は大きい」  1面「接待、事業の話題あった」総務省局長 「記憶ない」から一転   菅首相長男らの音声に、記憶ないから一転「会話あった。BS、CS、スターチャンネルに関する発言あった」  田村智子議員「菅首相の長男であることが度重なる会食と密接に。森友、加計と同じ構図として疑惑が深まる」3面「政権交代、一気にやらなくちゃ」  志位さん『週間金曜日』単独インタビュー6ページと、表紙も 「科学を無視する姿勢。国民に自己責任を押し付ける。致命的な二つの弱点が、菅政権に」

  「政権協議は、そろそろ山場。野党共闘で、政権交代を実現し新しい政権をつくるために最大限の力を注ぐ」 「『政権協力』ということは、簡単に言えば『枝野代表を総理大臣にする』と言う話です。それに協力していこうということなのです」と語った。

11面「相場未来子氏決意」 「命と暮らしを守るため悪政からの防波堤の県政づくりに全力をあげ、新しい未来に向かう一歩をみなさんと踏み出したい」  呼びかけ人代表山内満弁護士

「根深い女性蔑視、男女差別が世界で大きな批判を。女性の地位向上、核兵器禁止など、平和運動に取り組んできた相場氏は、いまもっとも求められている候補」 ※相場未来子さん、がんばれ。


2021年1月6日(水曜日)

 

1面特措法開廷に野党、十分な補償要求  政府、与野党連絡協議会で意見。 田村智子政策委員長「罰則規定導入には反対。営業しなければ倒産するため営業。事業をつぶさない補償、働くみなさんの生活が保障される給付を」  「科学的知見にそった政策が出されていない。ステージ3の判断もしないまま、ステージ4の緊急事態宣言に。感染症対策の立場から政策的な検討をどこが責任を持ちどう行ったのか」  1.2面「野党連合政権実現を」  オール緑区の会前事務局長加川義光さん「政権合意は中央段階でやらなければ。地域からは『早く中央段階で政権合意を』という声をあげてほしい」  市民連合@みやぎの多々良哲事務局長  「新自由主義の政策で切り崩された部分がコロナ禍で露呈。安倍、菅政治がかれこれ、8年。国民は政治は変えられるという可能性を忘れている。変えられるということを野党共闘が示すことが大事」  五十嵐仁法政大学名誉教授  「菅政権の政権担当能力の欠如が明白。総選挙は絶好チャンス。ただ野党の側に追い風が吹いていない。命がけで、政権獲得へ突進するぞという本気の覚悟が国民に見えていないから。政権を担うという政権合意が必要」  「民主党政権が期待を裏切った時とは違うと示すには、共産党が政権に入り、鉄筋コンクリートになること」


2020年12月26日(土曜日)

 

1.2.3.15面にきのうにひきつづき前夜祭疑惑   赤旗の秀逸なところは、取材力、編集力、紙面作りにくわえ、見出しです。読者にどしんとくる見出しをつける整理部の努力と、力量を感じます。 1面「秘書に責任押し付け」「釈明の場また虚偽か」  2面「どこまで無反省、不誠実なのか」「疑惑解明には程遠く」「透明性の確保なく」  3面「膨らむ安倍氏の疑惑」「開き直りに終始」「明細書明かさず」「自身が補填与?」

 

15面「どよめき、動揺、逃げる安倍前首相」  議員の追及に逃げる安倍前首相の、動揺が、臨場感とともに伝わる優れた見出しと内容でした。  5面「使命感ではもうもたない」  日本医療労働組合連合会の森田しのぶ委員長に聞く(加来恵子) 「一年間、医療現場では懸命に奮闘。しかし、もはや使命感、責任感だけではもたない」  「医療政策の誤りからコロナによる医療崩壊が」  「新自由主義的な路線から、医療、公衆衛生拡充する方向に転換を」  「声をあげ世論を広げれば政治を動かせる。国民のいのちを守るために医療労働者の出番。世論と共同をさらに広げてたたかう決意」


2020年12月24日(木曜日)

 

1.14面に学術会議   政府に抗議の辞任    東大名誉教授佐藤康宏さんに聞く(岡素晴)   「文化庁専門会議座長を降りました。専門家を専門家として尊重しない政府のために働くつもりはない」   「今の世の中にとって役に立たないようなことであっても、将来いつか重要になるかも知れない未来の人類社会発展に寄与するかも知れない。それが研究」   「学問、研究を私はよくサッカーに例える。ゴールがどこかにあるとして、予想されているゴールの方に向かって少しでもボールを前に動かす。自分がゴールを決めれなくても後進を育ててパスをつなぐ。いつかはゴールに届く可能性を信じボールを進め続けるのが大切」  「自民党内も含め、国会でまっとうな考えをもつ議員が行動を起こしてほしい。国民が関心を寄せ、違法を認めないと声をあげることが必要」    ※サッカーのたとえがしっかり伝わりました。研究者の真実ですね。  主張「真相解明を」   昨年秋以来、国会であれだけ激しく追及されて、安倍氏は秘書の話に何の疑いも持たず、ただ受け入れたのか、国民は納得できず。  続発する「政治とカネ」疑惑にフタをすることは、許されない。  3面墨田区保健所長西塚至さんに聞く    保健所が先頭に立ち、地域の医療機関と連携して検査体制を広げた墨田区(人口27万5000人)の取り組み(内藤真己子)   「積極的なPCR検査と、病棟確保(159床)。重症者を確実に治療するため、軽症のうちに見つけ、しっかり、保護、隔離が必要と医療機関から要望された」   「保健所の役割を情報分析と物資の調達と考える.多くの自治体は重症者だけに検査を絞るが、断るな、検査の資源がないならつくればいいと、区のPCR外来を設置して保健所医師が検体採取」  「PCR検査体制の強化に、国がプッシュ型の支援をしてほしい.行政検査は国が10分の10払う、としないと、自治体により格差が生まれる」    ※この視点で墨田区に取材したきめ細かさがすばらしいです。


2020年12月23日(水曜日)

 

1面(関連15面)安倍氏聴取  小池氏会見「秘書に責任を押しつけることは許されない。一問一答の公開の場で問いただす必要が」  15面上脇博之教授に聞く(遠藤寿人)  「安倍氏という本丸を立件しないのは捜査不十分。安倍氏の持っていた公金が補填の原資なら本人抜きではこの事件はない」  「安倍氏は総理として主権者にうそをつき、国会の審議を妨害してきた。議員辞職し、責任をとるべき」  2面菅内閣、真相解明に背  「桜」「カジノ」「卵」「河合夫妻」  どの疑惑でも当事者の議員は国民と国会にまともな説明をせず、自民党も菅政権も真相解明に後ろ向き。  「安倍政治の継承」を掲げる菅政権は、自分自身の問題として真相解明の責任を突きつけられているのに、加藤官房長官は、「国会のことは国会で決めて」と露骨な責任放棄。   「政治とカネ」の問題で問われているのは政治への信頼。正面から向き合えない政権、政権党に政治を担う資格はない。(若林明)   ※同感です。 13面に秋田県議会  加賀屋千鶴子県議の質問が。「医療現場でクラスターの発生と隣りあわせで仕事、と、切実な声が。実態を踏まえた直接支援の検討を」  佐竹知事「一律均等の実施は難しいがなにができるか研究したい」