
19日からの記録的な大雨で被災した秋田県仙北市の上桧木内(かみひのきない)地域で、日本共産党の岩渕友参院議員が23日、加賀屋千鶴子県議、平岡裕子市議とともに住民から被災状況を聞き取り、調査しました。
浸水被害を受けた上桧木内では、断水のため給水車やトイレカーも出動。泥水に漬かった家財道具などが積み上げられ、住民らが片付け作業をしていました。
事務所が浸水しATMや備品が使用不能になった郵便局の局長は「事務所内まで上がったのは初めて。再開まで時間がかかりそうです」と話しました。
父親宅の片付けをしながら、「土砂が20~30センチ堆積し家の中に入ってきた。重さで土台が下がり、壁にも亀裂が入った。家を解体する話が出ているが、お金がなんぼあっても足りない」と、こぼす男性(38)。岩渕氏は「被害の実態を国に伝えて、対策を求めます」と応じました。
浸水被害を受けた旅館では、客室のテレビや冷蔵庫、食器洗い機などが損傷。旅館を営む女性は「予約が入っていたが、再開できるようになればまた働きたい」と話しました。
岩渕、加賀屋、平岡の3氏は国や県、市に被災者のため市営住宅確保を働きかけるなど、生活再建に連携して取り組むとしています。