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秋田 8河川が氾濫 相次ぐ大雨 先月も床上浸水

 2日から3日にかけて東北地方を襲った記録的な大雨で、秋田県内で線状降水帯が発生し、8河川が氾濫(3日午前現在)するなど、大きな被害が出ています。

 同県では県北を中心に、8月19日からの大雨でも各地で河川の氾濫や床上浸水が起きました。

 日本共産党の加賀屋千鶴子県議は、「秋田県では4年連続で大雨被害が発生しています。先月の被害への対策を進めている最中の被災に、各地の皆さんは『またか…』と肩を落としています」と話し、被害状況の確認と救援の準備に取り組んでいます。

 能代市では、6時間降水量が123ミリと、観測史上最大を記録。加賀屋県議が3日朝に電話で状況を聞いた町内会役員の市民は「まさに今、町に水が上がっているところ。被害はこれから増えていく」と話しました。

 北秋田市では、阿仁川やその支流が氾濫。現地を調査していた三浦みちみ市議は、今年3回目の大雨被害で、そのたびに孤立している集落もあると指摘。「水田にも水が上がり、農家が減っている中でさらなる打撃です。河川整備は進んでいるけど、相次ぐ災害の規模と頻度にとても追いついてません」と語りました。

 2023年にも3河川が氾濫して大きな被害を受けた五城目(ごじょうめ)町では、内川地区・富津内地区に緊急安全確保(警戒レベル5)が発令。市内8カ所に避難所が設営されました。