日本共産党秋田県委員会は23日、能代市と秋田市で党演説会を開きました。井上哲士参院議員と高橋千鶴子衆院議員が、来たる総選挙での日本共産党の躍進を訴えました。
井上氏は、高橋氏の国会論戦や災害対策での奮闘を紹介し「東北の命綱の議席」と強調。裏金問題について、自民党提出の抜け穴だらけの改定政治資金規正法と、党が参院に提出した企業・団体献金全面禁止法案や政党助成法廃止法案を対比し、党が提案する真の改革こそが「『カネ』で動く政治を終わらせられます」と訴え、大きな拍手が湧きました。
岸田政権が狙う「戦争国家」づくりを批判し、「陸上イージス配備を断念させた秋田から、大軍拡の道は許せないと声を上げましょう」と呼びかけました。
高橋氏は子ども・子育て支援法について、財源を社会保障改革の枠内だけで賄うのは、他の予算を「防衛力強化」に使うためと答弁があったと紹介。今年度の防衛費増額分だけでも子育て支援金は賄えると強調しました。
地方議員とともに豪雨災害の被災地を調査し、省庁に対策を求めてきた経験を語り「東北の議席の意味を実感しています。今後もお役に立ちたい。政治を変える力になりたい」と決意を表明しました。
能代市では藤本ゆり衆院秋田2区候補が、秋田市では鈴木さとし同1区候補と藤田かずひさ同3区候補が、自民党政治を終わらせ自由や平和、民主主義、農業を守る政治に転換しようと訴えました。
秋田市の会場で1人が入党を決意しました。