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秋田県知事が戦争準備主張 党県議が追及

日本共産党の加賀屋千鶴子秋田県議は17日、6月議会予算特別委員会総括審査で、佐竹敬久知事の月刊誌『WiLL』6月号での戦争準備をけしかける発言を追及しました。

 

 加賀屋氏は「知事は『反撃能力(敵基地攻撃能力)を備える必要がある。軍備増強論者だ』と言っているが、反撃能力は政府が言ってきた専守防衛から逸脱している」と指摘。「物価高騰、上がらない賃金の中、国民の生活を第一に考えるなら軍備拡大より優先するべきことがあるとの指摘をどう思うか」と質問しました。

 

 佐竹知事は「防衛費増額は必要。金の問題はあるが次元が違う」などと答弁。「私が昔の専制君主なら、そういう国は完全に攻める。みんなそんな気持ちを持っている。日本も昔やった。国を守る意思、能力を持っておくのが独立国の生きる道だ」と発言しました。

 

 加賀屋氏は「軍事同盟の存在、軍備増強こそ自衛隊員を危険にさらし、国民にも攻撃が及ぶ戦争を招くことになる」と強く警告し、批判しました。