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総選挙の結果について

総選挙の結果について

2021年11月3日 日本共産党秋田県委員会

常任委員会

 

(一)

10月31日投開票でおこなわれた総選挙で、日本共産党と野党共同候補に寄せられたご支持、ご支援に心から感謝いたします。

日本共産党は比例代表選挙で現有11議席から9議席へ2議席後退し、残念な結果となりました。小選挙区では沖縄1区で「オール沖縄」・日本共産党現職の赤嶺政賢氏の当選をかちとることができました。

 

(二)

比例東北ブロックは、目標とした初の2議席獲得はなりませんでしたが、大激戦の中、現職の秋田県出身の高橋ちづ子氏の当選を勝ちとることができました。東北と秋田のみなさんの声を国政に届ける、東北の“命綱”である宝の議席を守り抜くことができたことは、大きな意義ある勝利です。

秋田県の得票数は全県で2160票減となりましたが、有権者数、投票率の減少の中で、政党間の力関係をあらわすバロメーターである得票率を0・12%伸ばしたことは、今後に生きる貴重な財産となることを確信します。

 

(三)

小選挙区は、すべての選挙区で、自民党現職との一騎打ちの構図がつくられ、野党相互に支援しあう選挙戦となりました。

2区では、緑川たかし氏が自民党現職を破り、1区のてらたまなぶ氏もあと5千票あまりに迫る惜敗となりました。3区は日本共産党公認の杉山あきら氏が、前回の党候補の得票の3・4倍となる3万8118票、得票率22・05%を得て、大健闘となりました。

 全体として政権選択の衆議院選挙では、初めて野党が共同してたたかう歴史的なチャレンジへ大きな一歩を間違いなく踏み出しました。

 

(四)

 「政権交代でいのちと暮らしを守る新しい政治へ」―日本共産党は、市民連合と野党4党が合意・確認した政策をふまえ、「4つのチェンジ」―いのち・暮らし最優先、気候危機打開、ジェンダー平等、憲法生かした平和外交―そして米価暴落対策を訴えてたたかいました。とりわけ若い方々に、これまでにない共感が広がりました。

 安倍・菅政治を引き継ぐ岸田新政権のもと、訴えた政策は、いよいよ国民・県民のみなさんの共通した切実な願いになっていくでしょう。その実現のためにいっそうがんばります。

 また、日本維新の会の議席増で改憲勢力が2/3を超え、選挙直後から憲法改悪の動きが始まっています。「戦争する国づくり」を許さないたたかいに全力で取り組みます。

 

(五)

 来年は7月に参議院選挙が予定されています。日本共産党は、市民と野党の共闘のさらなる深化へ誠実に、ブレずに取り組みます。そして、日本共産党の捲土重来の躍進を必ず勝ちとるために、党そのものの力をつける努力を、ただちに始めます。

 ひきつづき、みなさんのご支持、ご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。